あれ?SNSシェアボタンが少ないなぁ…
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こんにちは!トクシル(@tokushiru)だよー
また、怖そうなタイトルを考えるね
当記事のエビデンス
高齢者において、認知症に誤診されうる発達障害が存在することを世界に先駆けて報告
https://www.kumamoto-u.ac.jp/whatsnew/seimei/20220927
Hiroyuki Sasaki, Tadashi Jono, Ryuji Fukuhara, Kazuki Honda, Tomohisa Ishikawa, Shuken Boku and Minoru Takebayashi(2022).Late-manifestation of attention-deficit/hyperactivity disorder in older adults: an observational study.BMC Psychiatry (2022) 22:354
https://bmcpsychiatry.biomedcentral.com/articles/10.1186/s12888-022-03978-0
(高齢者における注意欠陥/多動性障害の遅発性:観察研究)
筑波大学准教授の落合陽一さんをご存知でしょうか。
おっと、失敬
こちらでした!
以前、某ニュース番組にご出演された際のコメントです。
一般的には、障害は社会にあるという考え方が広まっており、基本的にはその問題を解決・調整するのは「社会」であるとされています。
しかし、落合さんのコメントからは、むしろ社会に適応するために自身の特性を調整した(変化させた)可能性が浮かび上がります。つまり、落合さんは自身のADHD?の特性を現在の社会に適応させているため、彼自身が障害者として認識されないと言えると考えます。
障害者ってなに?ってなりますよね。
「大人の発達障害」という言葉が最近よく聞かれるようになりました。「大人になってから発達障害になるの?」と誤解される人がいますが、結論としては、NOです。
なぜなら、発達障害は生まれつきのものだからです。つまり、生まれつき発達障害があったものの、周囲の環境や人間関係によって、障害の症状が遅れて現れる場合があるのが「大人の発達障害」です。
この現象は論文などでは通常よりも遅い時期に症状が現れることを指して「遅発性」と表現されることがあります。
タイトルをタップすると
内容が確認できます
認知症が疑われ熊本大学病院の認知症専門外来に紹介された446名の患者について調査研究を行ったところ、7名(1.6%)の患者が認知症ではなく、発達障害の一つである注意欠陥多動性障害(ADHD)であったことを世界に先駆けて報告しました。このことにより、先天的な疾患と考えられている発達障害が、加齢により後天的に顕在化する新しい可能性が示唆されました。さらに、認知症と誤診されうる発達障害の高齢患者の約半数は、ADHDの治療薬で症状が改善したことから、適切に診断し治療を行うことで回復する可能性があることが明らかとなりました。
例えば、人が乗った船で荒波を切り抜けるという状況を仮定しましょう。
最初のうちは荒波でも振り落とされず、丈夫な船で荒波を切り抜けられるでしょう。
しかし、長い年月で船は老朽化。荒波に耐えられず、人は船から落ちました。
つまり、
人が乗っている船が老朽化すると、荒波に耐えられず、船から落ちる可能性が高まる。
言い換えると
ADHD症状のある人が高齢化すると、複雑な人間関係や業務内容に耐えられず、障害を発症する可能性が高まる。
ということです。
老朽化や高齢化はエビデンスでいう「遅発性」を指します。
では、人が船からおちたのはなぜでしょう
言い換えると、
どちらも①は「障害は個人にあるという考え方」であり、②は「障害は社会にあるという考え方」です。
しかし、当記事の新しい考え方は、
船の操舵(船の操作)が上手くなれば、荒波でも適応できる
こうしたテクニックを習得した人は障害の有無に関係なく、社会に適応することができる可能性があると考えます。ただし、これはごく一部の人に限られ、目指すゴールではないと思います。
大人の発達障害と呼ばれる人は、途中まではなんとか社会に適応できた人たちかもしれません。過去に聴覚障害のある人が「健聴者っぽく話す方法」を勉強したという話を聞いたことがあります。それも、社会に適応する一つの手段だったのかもしれませんね。
私たちが目指すゴールは、どんな人でも適応できる社会に変えることです。
荒波じゃなくて小波にしよう。そうしたら船の強さも技術も関係ない。
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