目次
障害者へのエチケット
(日本語ver)
中の人
支援者の方、企業の方はぜひご参考にしてくださいね!
当ページは、Disability:INの公式HPに掲載されている「障害者エチケットスタートガイド」の記事を参考にさせていただきました。
Disability:IN(ディサビリティ・イン)は、障害者の雇用機会を増やし、ビジネス環境をより包括的で多様性に富んだものにすることを目的とした非営利団体です。
日本でも企業の障害者雇用率は年々増加しているため、こういった障害者と企業をつなぐ架け橋になるような団体は貴重な存在です。
当ページでは、各障害者への誤解や支援方法についてまとめています。翻訳前の内容は下の画像で確認できます。一部、適切でない翻訳については修正済みですので、ご了承ください。
全般に言えること
- 同僚を人間として、プロフェッショナルとして知りましょう。
- 他人のニーズや要望を勝手に決めつけてはいけません。
- 必要な支援やニーズを聞く際は、「何か必要なことがあれば言ってください」といった大まかな言葉を伝えることで、できないことを決めつけることなく支援をすることができるでしょう。
- 「車いすの人」といった表現ではなく「車いすのユーザー」といった力強い言葉を使って、自尊心(プライド)の観点から表現を考えてみましょう。
以前、「聞こえることはストレスだから私は難聴なんだ」とコメントしていた海外の記事もありました。
移動障害のある方
- 移動用具を勝手に触ることは避けましょう。
- 会話をする際には、お互いが快適で距離が縮まる場所を選びましょう。
- 身体に触れる際には、痛みやバランス、心的外傷後ストレスの可能性に考慮しましょう。
支援時の危険予知に近い内容なので、バランスという言葉は「転倒」や「力加減」といった意味を含む可能性があります。
全盲または弱視の方
- 会話を始める際には、まず自分の名前を伝えましょう。また、その場から離れる際には相手に伝えましょう。
相手が文字起こしを使用している際は、事前に名前を伝えることで、発言者と発言内容をリンクさせることができます。
- 視覚ガイドをする際は、当事者を推したり掴んだりするのではなく、支援者が腕や肩を差し出しましょう。
- 盲導犬や介助動物に触れたり話しかけたりしたいという誘惑に負けず、その動物たちの仕事を尊重しましょう。
- 人間ガイドを務める際には、設定・環境・資料・障害について説明する。
難聴の方
- 会話を始める前に、まず相手の注意を引くよう心掛けましょう。
- 相手が手話通訳者を使用していても、(相手が話しているときは)手話通訳者ではなく当事者に直接話しかけましょう。
- 相手から目を見ながら、普通のトーンで話すよう意識しましょう。
変にゆっくりと話すことは、馬鹿にしてる?と感じる可能性もあります。ここも自尊心の視点が必要ですね。
言語障害のある方
- 相手の話が理解できない場合は、遠慮せずもう一度言ってもらい、理解できたことを伝えましょう。
- 代弁することや相手の話を途中で遮ることは避けましょう。
理解したふりで話しを続けても、しっかり当事者には伝わっています。
グレーゾーンの方
- 相手の生活スタイルを理解するように努めましょう。
- 障害の公表にはリスクが伴うことを理解し、要求された守秘義務を尊重しましょう。
- 障害を公表することは個人の自由であり、人生に大きな影響を与えることもあります。
- 相手の支援のニーズを理解するために、対話の機会を設けることが大切です。
- 適切な支援体制と整った環境が整備された住居が必要です。
Accommodationという言葉は「社宅」や「寮」を指すかもしれません。休息も仕事の一部なので、住む場所の環境整備も重要です。