注意
教育的には、「病弱」という領域になります。カテゴリーとしては、厳密には障害ではありませんが、障害と疾患は密接に関係してるため、当ブログでもカテゴリー化しています。ただし、ブログ上「その他疾病」という表記にいたします。また、当ブログ運営者は医師ではありませんので、内容の詳細については医師にご確認ください。
文部科学省.教育.特別支援教育.特別支援教育について.4,障害に配慮した教育.(5)病弱・身体虚弱
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トクシル
障害と疾患って、具体的にどう関係あるの?
目次
なぜ障害と疾患が関係あるの?
障害と合併症の関連
例えば、ダウン症候群には以下の合併症のリスクがあります。
- 約50%に先天性心疾患の可能性
- 約39%〜78%に滲出性中耳炎を中心とした難聴の可能性
- 約70%に屈折異常(近視や遠視)の可能性 など
飯野ゆき子.(2020).ダウン症と耳鼻咽喉科疾患
健常児と比較しても、ダウン症候群は疾患をもつ可能性が高いというエビデンスは多いです。
障害特性と疾患症状の関連
例えば、ADHD(注意欠如多動症)はアトピー性皮膚炎を合併していることが多く、障害特性とアトピーが悪い意味で連携してしまい、かゆみとイライラ(ADHDの特性で感情のコントロールが苦手)を繰り返すことが多いです。
医師ではない支援者が行う支援は?
自己管理の支援
支援ありきで自己管理を考えていると、支援がないと自己管理ができないということになってしまいます。あくまで目標は、支援に頼らなくても自己管理ができることを増やすことだと考えます。
例えば、知的障害の場合、以下の課題が考えられます。
- 体調に異常を感じても、相手に上手く伝えることができない
- 服薬の管理が苦手
- 服薬の効果を理解していない(客観的には変化している)