あれ?SNSシェアボタンが少ないなぁ…
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こんにちは!トクシル(@tokushiru)だよー
今回のテーマは少しむずかしいかも…。でも、おもしろい内容だよ
当記事のエビデンス
NHKニュース 2023.08.22
視覚障害者の声から生まれた! 「雨音の静かな傘」とは
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230822/k10014165691000.html
Frédéric Gougoux, Franco Lepore, Maryse Lassonde, Patrice Voss, Robert J. Zatorre & Pascal Belin.(2004).Pitch discrimination in the early blind.Nature volume 430, page309 (2004)
https://www.nature.com/articles/430309a
(視覚障害者のピッチ弁別)
Nature Japan.nature.2004.07.15
https://www.natureasia.com/ja-jp/nature/highlights/2583
聴覚:視覚障害者の優れた聴覚(引用②の要約ver)
パラサポWEB.2022.03.14
https://www.parasapo.tokyo/topics/94344
パラアスリートの「脳」から次々と新発見!脳の驚異的な再編能力と、その可能性とは?
「高齢者がいたら、席を譲りましょう」という教えに何も考えず実行に移すことは問題ありかもしれません。例えば、電車の中で座席が全て埋まっており、高齢者が立っていると仮定しましょう。席を譲った結果、「わしはまだ若いわ!大きなお世話じゃ!」と言われた話はよく聞きますよね。
かといって、譲らなくても何か言われそう。
うっ、被害妄想が…
では何故そうなってしまうのでしょうか。
「高齢者がいたら、席を譲りましょう」はトクシル的には「人によって違う」です。確かに、高齢になると足腰が弱くなるのは事実ですが、高齢者=足腰が弱いと決めつけるのはいかがでしょうか。座りたくない場合や足腰に自信がある場合もあるかもしれません。
以前、ニュースで「雨音の少ない傘の開発」というニュースを見ました。開発に携わっていたのは視覚障害のある方で、傘の内側に響く雨音が視覚障害の方にとって課題であることが分かりました。
視覚以外の感覚を駆使して、通行人がどこにいるのか、車の走る音が前後左右どこから聞こえるか等の情報収集をすることで周囲の状況の変化を把握していると思います。そうした状況下で「雨音」というのは、情報収集において邪魔な存在になっているようです。視覚障害のある方が直面する課題は視覚に限定されているわけではありません。
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0歳〜2歳で全盲になった人、5歳から45歳で全盲になった人、目の見える人を対象に、2種類の音の聞き分け検査(音の高低の差が徐々になくなる検査、2つの音のタイミングが徐々に重なる検査)を実施した。その結果、0歳から2歳で全盲になった人は他の対象者より大幅に優れていることが明らかになった。
近年、健常者のアスリートに匹敵する成績を収めているパラアスリートは、トレーニングによって脳が進化しているとされています。記事によると、”ブレードジャンパー”の異名をもつマルクス・レーム選手は、義足側の右脚を使用する際に右脳と左脳の両方が機能していることが明らかになったそうです。
人間の身体は、脳と身体がクロスして機能しています。例えば右腕を動かすときは左脳が機能するといった感じです。記事は具体的な内容まで書いてありませんが、おそらく右側の義足を脳が「身体」と認識し、不十分な左脳の機能を右脳がカバーしていると考えます。
前述した視覚障害者も、ある意味トレーニングによって聴覚が発達していると言えるでしょう。障害による課題がトレーニングによって克服できる可能性があるとすると、何をもって「障害」者とするのでしょう。マルクス・レーム選手にとって右足の義足は障害でしょうか。きっと、彼は自分を障害者ではなく、健常者と横並びのアスリートとして見ていると思います。
これがDSM‐5でいう「障害は社会にある」っていうことにつながるのかな。
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