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ひどい花粉症の対策は〇〇!?〜衛生仮説の可能性〜

鼻かみすぎて、頭ふらふらしてきた
あれ?SNSシェアボタンが少ないなぁ…

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ひどい花粉症の対策は〇〇!?
〜衛生仮説の可能性〜

トクシル

こんにちは!トクシル(@tokushiru_)だよー
花粉症の人は多いよね。スギの木から飛ぶ花粉を見ると寒気が…

この記事で知れること
  • アレルギー増加に関連する有力な説「衛生仮説」の存在
  • 乳幼児期の環境がアレルギーの免疫を獲得できる可能性
  • 「アレルギーを改善する支援」という考え方

当記事のエビデンス

日本臨床環境医学会環境アレルギー分科会活動報告書.(2021).環境アレルギー問題の現状と課題,各種アレルゲンに対応した原因と対策の横断的取り組み.初版.2021.10

http://jsce-ac.umin.jp/200725/files_jjce/2021_Kan_Allerg_HoukokuSho.pdf
注意

運営者はエビデンスに基づき「衛生仮説」を支持する立場です。これは、現在の有力な説の1つであることをご理解ください。

目次

問題提起

花粉症と障害の関連性は?

詳細は関連記事をご覧ください。

衛生仮説とは?

アレルギーの原因に関する有力な説の一つであり、乳幼児期の「非」衛生的な環境がアレルギー疾患の発症リスクを低下させるという理論です。逆に言えば、乳幼児期の衛生的な環境がアレルギー疾患の発症リスクを高めるということです。あくまで一つの仮説ですが、多くのエビデンスがこの説を裏付けているため、現在でも有力な説とされています。

​​衛生仮説において重要な「エンドトキシン」の存在

エンドトキシンとは、グラム陰性菌の細胞壁に存在するリポ多糖のことです。

具体的には、空気中に浮遊する微量のエンドトキシンを吸う(体内に入れる)ことで、アレルギーの免疫を獲得できる可能性があるということです。農家環境では、家畜のふんからエンドトキシンが発生し、これを吸入する習慣があり、アレルギー疾患の有病率が低いというエビデンスがあります。

普段口にする食べ物や飲み物の中にも大量のエンドトキシンが含まれていると言われていますが、食べ物に含まれるエンドトキシンは、腸のバリヤ機能により体内へはほとんど吸収されず、また、吸収された場合でも少量であれば肝臓で分解され、無毒化されると言われています(人体の健康状態や摂取した量にもよる)

トクシル

…とりあえず、身近な菌ってことだね

トクシル

インフルエンザの予防接種的な感じだね
…動物園行こかな。

エビデンスの解説

タイトルをタップすると
内容が確認できます

日本臨床環境医学会環境アレルギー分科会.(2021).環境アレルギー問題の現状と課題,各種アレルゲンに対応した原因と対策の横断的取り組み 

衛生仮説における「非衛生的な環境」は、通常のイメージとは異なるかもしれません。以下はこの説を支持するエビデンスの一部です。

  • 農家の子どもはアレルギー疾患の有病率が低い。
  • 兄弟姉妹が多い子どもは、喘息やアレルギー性鼻炎の発症を減少させる。
  • 犬と一緒に過ごすことが免疫の発達を促進させる。

これらの要因から農家環境はエンドトキシン(内毒素)を含むものとして取り上げられます。エンドトキシンは、免疫系を刺激し、アレルギーの発症リスクを低下させる役割があるとされています。

トクシルの考え

アレルギーを改善する支援」という見方について

個人的にはアレルギーの改善支援は重要だと考えています。花粉症が発症すると日常生活にタスクが追加で発生することが理由です。

例えば、

  • 鼻水を拭き取るために、都度ティッシュでかむ。
  • 決まったタイミングで薬を服用する。
  • 通院する。
  • 呼吸がしにくくなり、集中できない。

などが考えられます。

支援においてこれらのタスクが減少すれば、本来改善すべき課題に注力できると考えます。アレルギーの改善も支援の1つと捉えることができるのではないでしょうか。

トクシル

乳幼児期だから、トクシルはときすでに遅し…。
基本のマスクが大切。

まとめ
  • アレルギー増加に関連する有力な説「衛生仮説」の存在
  • 乳幼児期の環境がアレルギーの免疫を獲得できる可能性
  • 「アレルギーを改善する支援」という考え方

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